SoftBankのAirターミナル6は日本で発売のホームルーターとしては初のWi-Fi7対応モデルです。
docomoのhome5GやWiMAXではまだ使えない新しい無線規格なので、今後を見据えて早めに導入する価値があります。
ただし、Wi-Fi 7の性能を最大限に活かしたいなら スマホやパソコン側もWi-Fi 7に対応している必要があります。
現在、対応しているのは iPhone 16シリーズ~・Galaxy S25シリーズ~ などの最新モデルだけです。
とはいえ、Wi-Fi 6やWi-Fi 5のスマホでも通信の安定感はアップしますので、 「最新スマホじゃないから意味ない?」という心配はいりません。
SoftBank Air ターミナル6はどんなサービス?

SoftBank Air ターミナル6について、まずは簡単に紹介したいと思います。
工事不要で置くだけ。忙しい30〜40代にちょうど良い
仕事や家事・育児など忙しい中、時間をつくってインターネットの工事に立ち会うのが大変だったり、土日しか休めなくてインターネットの工事に別料金がかかったりするのを聞くと、「インターネット契約するのめんどくさいな」となる人も多いのではないでしょうか。
ですがSoftBank Airは工事がいらなくて、コンセントに挿すだけで設置ができるお手軽さが魅力のWi-Fiルーターです。
新機種はWi-Fi7対応。何が変わったの?
最新機種であるAirターミナル6は、日本で発売のホームルーターとしてはじめてWi-Fi7に対応した機種です。
このWi-Fi7というのは今までよりも速さ・安定性・同時接続の強さがアップしているから、動画やゲーム・リモート作業などが快適になります。

・高速化
4K-QAM(以前は1K-QAM)と320MHzの超広域チャネルで今までよりも大容量の高速転送を実現
・低遅延・安定性アップ
複数の周波数帯を同時に利用することにより、大容量のデータを高速転送できるようになった
・3帯域を活用
2.4GHz・5GHzにプラスして6GHz帯もフル活用して性能アップ
・Preamble Puncturing
電波干渉する帯域を避けて効率的に通信する技術。混雑していても安定して使える
Wi-Fi7のメリットを受けるための注意点

Wi-Fi7は今までよりも便利にWi-Fiが使えるようになりますが、その性能を十分使えるようにするためには確認しないといけないところもあります。
Wi-Fi7対応機器がないと性能をフルに活かせない
実はルーターだけがWi-Fi7に対応していても、接続するスマホやパソコンなどがWi-Fi7に対応していないと十分な性能が発揮できません。
古い端末だとWi-Fi7に非対応のため、Wi-Fi7の良いところを使うことができないのです。
しかし、下位互換性というのがあるので、その機種が対応している部分までは使うことができます。(例えばWi-Fi6対応のスマホであればWi-Fi6で搭載されている部分までは活用できる。)
主要スマホでWi-Fi7に対応している機種
自分の機種はWi-Fi7に対応してるの?と思うことがあると思います。対応している主要スマホは次のとおりです。
| メーカー | 機種名 |
| Apple | iPhone16シリーズ・17シリーズ |
| Google Pixel9シリーズ・10シリーズ | |
| Sony | Xperia 1Ⅵ・1Ⅶ |
| Xiaomi | 14Ultra・14Pro |
| Samsung | Galaxy S25シリーズ |
| SHARP | AQUOS R9・R10 |
※Wi-Fi 7 には「320MHzチャネル」「4K-QAM」「MLO」など複数の新技術があります。
機器によって対応している機能は異なりますが、
主要な機能を複数搭載していれば “Wi-Fi 7対応” と表記されます。
機種によってどう恩恵が変わるのか
機種差の具体例
- 「チップセット性能やアンテナ数が少ない端末では、理論値に近い高速は出にくい」
- 「一部端末はWi-Fi 7の機能(例:MLO(マルチリンクオペレーション:複数の周波数帯を同時に使って通信を安定させる仕組み)や320MHzチャネル)をサブセットでしかサポートしておらず、混雑耐性は限定的」
- 「薄型スマホだと発熱で長時間の高速通信が続かず速度が落ちる場合がある」
- 「モバイル端末はバッテリー消費が増えるため、常時フル速度は非現実的なこともある」
などがあげられます。
Wi-Fi6・5のスマホでも速度改善の可能性はあり
Wi-Fi 7の最大性能を使えるのは、対応スマホだけですが、Wi-Fi 6 や Wi-Fi 5 のスマホでも “まったく恩恵がない” わけではありません。
理由としてあげられるのが、
- 新しいSoftBank Air(Wi-Fi 7対応)は CPU・アンテナ性能・通信制御が向上している→そのため 古いスマホでも電波の安定性が上がりやすい
- 混雑環境に強いため、夜の速度低下が起きにくい
ただし、
「Wi-Fi 6 までのスマホでは、Wi-Fi 7の“最大速度”は出ない」
という点だけは理解しておく必要があります。
簡単に言えば、「古いスマホでも良くなるけど、最新スマホならもっと良くなる」イメージです。
SoftBank Air ターミナル6のスペック解説
| 重さ | 本体約1,086g/アダプタ約232g |
| サイズ | 約225×103×103mm |
| Wi-Fi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be |
| 最大通信速度 | 下り約2.7Gbps |
| 最大接続台数 | 128台 |
| LANポート | 2 |
| アンテナ数 | 4本 |
| 備考 | 国内の通信事業者ではじめてWi-Fi7に対応したホームルーターとして発売 |
住所別下り最大速度とエリア検索(5G)はこちらの公式ページより行えます。エリア検索時にはターミナル6を選んでみてください。
LANポートが2つあるので有線接続もできる
LANポートがあると、有線接続(直接パソコンなどをケーブルで接続して使える)できるので安定した通信が必要な場合(例:テレワークなど)の場合に重宝します。
こちらはhome5Gの場合で説明してますが、LANケーブルの使い方などは同じですので参考にどうぞ↓
機器の設置方法も簡単
Airターミナルが届いてから使えるまでの設置もとても簡単で、箱から出してコンセントに挿して使用開始なのですが、公式ページにわかりやすい図が出ています。
→Airターミナル接続の流れはこちら
料金・キャンペーン・割引

SoftBank Air ターミナル6(Wi-Fi 7対応)の料金は、機器の購入/レンタルで割引内容が変わります。
とくに、家族でスマホがソフトバンクまたはワイモバイルの場合は、セット割が強力なので、必ずチェックしておきたいポイントです。
月額料金の仕組み
SoftBank Air の基本料金はこちら:
ここから、端末購入者だけが使えるキャンペーンが適用されます。
Airターミナル6は
という違いがあります。
端末購入の場合(おすすめルート)
端末購入を選ぶと
→ この結果、実質的な負担はかなり軽くなるのが特徴です。
特に、比較している「ドコモhome5G」や「WiMAX」にはない「端末購入したほうが安くなる仕組み」がソフトバンク独自の強みと言えます。
スマホ割(ソフトバンク・ワイモバイル)でどれだけ安くなる?
家族全体の通信費を見直したい場合など、SoftBank Airは「スマホ割」が非常に効きます。
おうち割光セット
ワイモバイルの場合
U25/O60向けの割引
25歳以下または60歳以上の家族が申し込むなら、こちらの方が安くなります。
併用できるキャンペーン(株式会社NEXT)
このページから申し込んだ場合は
の特典もあります。(課金開始から最短で翌月に現金にてキャッシュバック)
➡ Wi-Fi7対応端末を安く導入できる
➡ 実質負担がさらに軽くなる
のでおすすめです。
公式の乗り換え支援
SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン
で他社の違約金や撤去工事費を還元してもらえるから、解約にかかる費用は相殺できます。
支払いが途中だったり、解約金がかかったりで断念することがなくなります。
(最大で10万円(税込)まで。モバイルWi-Fiルーターの接続機器の残債⾦額は税込42,000円(税込)まで)
申し込み時点で他社を使っていることも条件に入っているから、先に解約したりはしないでくださいね。
その他オプション
端末購入する人は入っておくと安心です。
SoftBank Airが向いている人

SoftBank Airは「工事不要で早く使いたい」「Wi-Fi 7で新しい端末を活かしたい」など、
日常生活でストレスを減らしたい30〜40代に特に向いています。
家族で動画視聴が多い
特に「夕方〜夜のゴールデンタイム」に混雑しやすい地域では恩恵が大きいです。
Wi-Fi7を活かしたい(スマホが新しい)
- iPhone 16シリーズ以降
- Galaxy S25シリーズ以降
- AQUOS R9以降
など、Wi-Fi 7対応端末を持っている人ほど性能を引き出せます。
※Wi-Fi 6/Wi-Fi 5のスマホでも速度改善はあるけれど「最大効果を感じる」のは新しい機種となります。
光回線の工事が面倒・すぐ使いたい
SoftBank Airは
という“気軽さ”が最大のメリットです。
共働き家庭や一人暮らしでは「休みの日を工事でつぶしたくない」「引っ越しが多い」という理由で選ばれるケースが多いです。
工事不要!立会いいらず!SoftBank Air申込みなら【SoftBank Airキャンペーン】注意点(デメリット)

SoftBank Airは使いやすくてメリットも多いですが、契約前に知っておきたい注意点もあります。
混雑時間帯に速度低下することがある
SoftBank Airは“無線でつながるタイプのインターネット”なので、どうしても 「夜のゴールデンタイム」「週末」 などは利用者が増えて、速度が落ちることがあります。
特にYouTubeを高画質で見続ける家庭や2人以上が同時にZoomなどを使う時などは「いつもより遅くない?」と感じるかもしれません。
そんなときもAirターミナル6(Wi-Fi 7モデル)なら、従来機より通信の安定性が大きく向上しているので同じ条件でも快適さはかなり違います。
エリアによっては5Gが弱いことがある
SoftBank Airは、エリアによって5Gが強い地域 → とても快適・4G中心の地域 → 平均的な速度というように差が出ます。
特に、郊外・マンションの上層階・電波干渉が多い地域では、SoftBank Airより光回線のほうが安定する可能性が高いです。
「もっと速度がほしい」「安定性重視」なら光回線も選択肢

SoftBank Airはとても手軽で、Wi-Fi 7にも対応しており十分優秀なホームルーターです。
ただし、もしあなたが…
といった場合は、光回線のほうが後悔しない可能性があります。
- 手軽さ・早さ重視 → SoftBank Air(Wi-Fi7)
- 速度&安定性に全振り → 光回線
というように契約を選択すると間違いがありません。
他サービスとの比較

SoftBank Air をより深く理解してもらうために、他の主要サービスとの違いを比較していきます。
home5Gとの比較
SoftBank Air と home5G を比較すると、通信の安定性では home5G に軍配が上がります。
特にマンションや住宅密集エリアでは差を感じやすく、私自身も実体験として「安定性の安心感」を評価しています。
ただし、Air は Wi-Fi 7対応という唯一無二の強みがあるので、「最新スマホをフルに活かしたい」「自宅内の Wi-Fi を強化したい」場合は Airが魅力的です。
WiMAX(FreeMax+5G)との比較
WiMAX(FreeMax+5G)は「外でも使いたい」「まず短期間だけ試したい」という人に最適です。携帯性があるため、Airやhome5Gでは実現できない使い方ができます。
一方、自宅での安定した高速通信を重視する場合には、Wi-Fi 7対応の Air のほうが将来性が高い場面も多く、「家で使う前提」なら Air → home5G の順で比較検討するのがおすすめです。
光回線と比較
光回線はやはり「通信品質の最終形」です。
動画配信・オンラインゲーム・大容量アップロードなどをするなら、どのホームルーターよりも快適です。
ただし、
そのため、「まずは工事なしで快適に使いたい → SoftBank Air」「でもオンラインゲームや仕事で“絶対に安定が必要” → 光回線も検討」という流れがもっとも自然です。
SoftBank Air ターミナル6はこんな人におすすめ

SoftBank Air ターミナル6(Wi-Fi 7対応)は、「工事なしで、すぐに家のネット環境を整えたい」「新しいスマホでWi-Fi 7の速さを試したい」という人に、とくにぴったりのホームルーターです。
SoftBank Air が向いている人▼
家族で動画視聴・SNS利用が多い
- 家中でスマホ・タブレットを同時に使っても安定しやすい
- 4K動画を見ることが多い家庭に特に相性◎
Wi-Fi 7対応スマホを使っていて、速度を引き出したい
- iPhone 16以降、Galaxy S25シリーズなど
- 新しいスマホ性能をムダにしたくない人向け
光回線工事が難しい・面倒/すぐ使いたい
- 賃貸で工事がしづらい人
- 引っ越し直後でネットが必要な人
- 工事待ちの時間がストレスな人
ソフトバンク or ワイモバイルのスマホ割を使いたい
- 家族全体の通信費をまとめて安くできる
SoftBank Air が向かない人(→ 光回線がおすすめ)▼
SoftBank Air の弱点も正直にいうと…
- 夜間など混雑時間帯の速度低下が気になる人
- オンラインゲーム・大容量データ通信が多い人
- 動画編集・アップロード、在宅ワークで高安定性が必要な人
こういった人は、 光回線(ドコモ光・SoftBank光・NURO光・auひかり) を選んだほうが後悔しません。
特に速度・安定性を重視したい場合は光回線が最強です。
\あなたはどちらが向いていそうですか?/



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