ONUとは?モデムやホームゲートウェイ、ルーターとの違い
ONUがどのようなものか?何に使うものかを知らない人も多いのではないでしょうか。
ONUとは「光回線終端装置(Optical Network Unit)」といい、光回線を使うためには光ケーブルを通っている電気信号をデジタル信号に変えて使う必要があります。その変換作業をしてくれるのがONUとなります。
モデムとは?
モデムとは電話などのアナログ信号をパソコンなどの機器で使えるようにデジタル信号に変換してくれたり、逆にデジタル信号をアナログ信号に変換してくれる装置です。
ルーターとしての機能はありません。
光以前のADSLではモデムを使用していましたが現在は光が導入され、ONUに代わってきています。
ホームゲートウェイとは?
広い意味では自宅などでインターネットに接続している環境丸ごとをさすこともあるようですが、多くは「ひかり電話が使えるように接続できるルーター(ONUは別の場合あり)」、もしくは「ONU一体型ルーター」をさします。
たまにルーター機能のあるホームゲートウェイにさらにルーターを接続してしまうという誤った使い方をしようとすることがあります。
これは信号機のすぐ先にまた信号機を置くような変な使い方になり、混線の原因となります。
ちなみにフレッツ光やコラボ光ではひかり電話契約があるとレンタルされることが多いです。
ルーターとは?
スマホやパソコンなど、複数の機器をインターネットにつなぐために使う機器です。
ケーブルに接続することなく無線でつなぐことからケーブルが邪魔をしません。また、長い距離を線で繋ぐ必要がないので使う場所が選べるなどのメリットがあります。
ONUの寿命かな?と思われる症状
ONUも使っているうちに劣化や故障が起こります。
ONUが寿命かな?交換の必要があるかな?という症状はどのようなものでしょうか。
耐用年数はどのくらい?
ONUに耐用年数があるのでしょうか?いったいどのくらい使用できるのか気になるところです。
その答えは7〜10年です。確かに一度取りつけするとそうそう交換しないイメージがあります。
寿命かなと思われる症状
- インターネットがつながりにくい又は接続ができない
- 通信速度が極端に落ちた
- 機器の挙動がおかしい(ランプの光り方がおかしいなど)
- 新サービスがはじまったが使いたくてもONUが非対応で利用できない
その他の機器で考えられる要因がなく、上のような状態であればONUの寿命なので交換してもらいましょう。
ONUの交換はどうしたらいいのか?
ONUの寿命だということが分かったら、交換はどうしたらいいのでしょうか?
購入だろうか?修理するとしたらどうするのだろうか?と疑問がでてくると思います。
「高額だったらどうしよう…」と思うかもしれませんが、実際には心配しなくても大丈夫です。
交換は契約会社に相談を
ONUの修理・交換の話は回線契約会社にすれば大丈夫です。
自然に壊れたものは無償交換がほとんどです。しかし、故意に壊したものは有償になることがありますので丁寧に扱うようにしましょう。
有償の負担額は概ね10,000円前後のようです。
レンタル品なので解約、交換時には旧機器の返却が必要
交換の際には以前利用していたONUは返却が必要です。ONUは貸与品です。
また、解約時も同様に返却します。
時々オークションなどに出品されているのですが、購入しても使えないことは別記事でもお話ししたとおりです。
間違えて購入しないよう気をつけましょう。
契約会社を変えると新しくなる
ONUを交換したい時にもう一つ使える方法があります。
それは、契約している回線の会社を別の会社に変更することです。
そうすると新しい回線契約会社より新しいONUが送られてきます。不具合の改善のために色々試すよりもスパッと変えてしまうのもいいと思います。
また、契約会社により送られてくるONUの型はほぼ決まっています。これじゃないのがいいと言っても変えてはもらえないことがほとんどですので、そういう場合も諦めて違う会社に乗り換えてしまってもいいかもしれません。
ONUを交換することにより改善することもあるので、確認してみよう
ネットのトラブルは色々な原因があります。
ONUを交換することで改善することもあるので、確認してみることをおすすめします。
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