最新規格「Wi-Fi6E」って何?

コラム
「この記事はPRを含みます」

最近目にする機会が増えたWi-Fiの最新規格「Wi-Fi6E」。いったいどういうものなのか?私自身はNECのルーターを使っているので、NECから発売の対応機種が気になっています。

Wi-Fi6Eとは?

2022年9月2日、総務省が6GHz帯の無線LANの使用を一般でも認める省令を公布しました。これは電波法の改正で新しい規格のWi-Fiが利用可能になったということです。

Wi-Fi6Eは2020年から広まった第6世代のWi-Fi6の拡張版です。使える周波数帯が2.4GHzと5GHz以外にもう1つ増えました。

周波数は電波の波の数で、周波数帯ごとに使える機器が決まっているよ

6GHz帯の特徴

6GHz帯は今後普及が見込まれます。その特徴から、ゲーミングPCやメッシュ中継器など6GHz帯に対応した機器は今までのWi-Fi対応機器よりもさらに暮らしを便利にしてくれるものになると予想されます。

ワイドバンドで高速通信ができる

・6GHz帯対応機器のみの通信で、電波干渉の影響を受けることが少ない

低遅延。遅延が少ないとオンラインゲームやAR、VRなどを使うときに快適

・屋外では使えないが、5GHz帯でWi-Fiが中断されることがあるDFS機能が不要。通信が途切れにくい

ワイドバンドで高速通信とは?

ワイドバンド=広帯域。

高速通信が可能な理由は一般道と高速道路に例えることができます。

今までは5GHz帯では80MHzチャネルという一車線の一般道でバイクや普通車で運べるくらいの荷物の移動ができていました。

6GHzになると倍の160MHzチャネルという3車線の高速道路をトラックが大量の荷物を乗せてビュンビュン走っているようなイメージが挙げられます。

そう思うとかなり快適に利用できそうな気がしませんか。

ちなみに2.4GHzの時の同時使用可能なチャネル数は3だったのに対して5GHzでは20に増えましたが、6GHzになるとさらに増えて24チャネルが同時使用可能となります!

低遅延とは?

通信が遅延するという場合は処理速度が追いつかないため、情報が滞ること。タイムラグラグ

低遅延だと処理がスムーズに行われるので、オンラインゲームやVRのような大容量の通信処理が必要なものでもストレスが少なく利用できます。

DFS機能って?

DFS=Dynamic Frequency Selection

Wi-Fiで利用する5GHz帯は気象レーダーなどのレーダー波も使用している帯域のため、レーダー波を優先するように定められています。

そのため5GHz帯利用のWi-Fiにはレーダー波を検知すると電波を停止するDFS機能の搭載が義務付けられているのです。

レーダー波を検知するとチャネルを変更しなければならない

チャネルを切り替えた後にも干渉がないか1分間スキャンが必要

変更前のチャネルの使用は30分できない

このため一時的に接続が切れることや速度低下が起こります。

まだハイエンドモデルの発売が始まったところだけどWi-Fiルーター買うなら導入検討はありかも

ここまで見るとメリットがたくさんあって良さそうな感じがしますが、まだ導入され始めたところで、Wi-Fiルーターも高い価格帯が多いです。

しかし、これから先のことを考えて導入するのはありだと思われます。

よっぽど家電大好きな人でない限り、こういうのってなかなか買い替えしないから、長く使える最新モデルを買っておくのは賢い選択ではないでしょうか。

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