【比較】MillenVPN／スイカVPN／NordVPN｜私のおすすめはこれ！

人気のあるVPN3つを実際に使用している私が、おすすめのVPNをご案内します！

3つを実際に使ってみた感想

3つのサービスは「VPNに接続する」という同じ目的でありながら、アプリの使い勝手はけっこう違います。ただ、人気なだけあってはじめてでも説明をあまり読まなくても使ってみることはできそうです。

サービス名	アプリの操作感	日本語対応	初心者向けの設計	気になった点
MillenVPN	分かりやすく迷わない	◎完全対応	○	直感的に操作できる
スイカVPN	特定の操作だけならかなり簡単	◎完全対応	◎	初期画面以外の接続先を選択するのはわかりにくい
NordVPN	ちょっと上級者向け	◎アプリは完全対応	○	地図UIは好き嫌いがあるかも

UIのわかりやすさ（アプリの使いやすさ）

アプリは基本的にどれも使いやすいようにできています。それぞれのアプリはこんな感じ。好みは分かれると思います。

MillenVPN

シンプルな接続画面で、前回の接続先が最初に表示されているから同じ国に接続するなら接続ボタンを押すだけでとても簡単です。初回起動からすぐに使える印象で、「VPN＝難しそう」と感じていた人でも安心。

メニューやボタンも視覚的に整理されていて、接続先の選択も非常にスムーズ。とくに日本語でしっかり案内されている点は大きな安心感でした。接続先を変更するときも、国名をタップして別の国を選ぶだけ。

ちなみにアプリのプロトコルはWireGuardなので、IKEv2やOpenConnectでの接続は端末の設定が必要です。

スイカVPN

スイカVPNはとても分かりやすい画面でびっくりしました。初期で出ている接続サーバーは5つだけですが、同じ接続先であれば毎回スイカのアイコンを押すだけで使えるのでとても簡単。接続サーバーが日本かイギリスであれば最初から接続サーバーに表示されているのでそのままタップするだけです。

今現在接続中か、未接続かもわかりやすいから、初心者の人にもおすすめです。

一方で、一覧で表示されている国以外に接続する場合や、別のプロトコルで使うためには設定が必要なので、難しく感じる人もいるかもしれません。

NordVPN

全体としてはとても洗練されていて、スマホやPCに慣れている人なら直感的に使える印象。ただ、地図ベースのUIは「カッコいい反面、場所を探しにくい」と感じる人もいるかも。

また、国リストから選ぶ場合も国名をタップするとその国の最速接続先へ接続されますが、右にある…を選ぶと都市名が選択できました。しかしいろいろ押してみないと気づきにくいのではないでしょうか。

接続の安定性（スピードテスト結果）

VPNを使うと、接続先サーバーとの距離や通信の暗号化などにより、通信速度やPING（応答速度）が変化します。以下は、平日13時前後・iPad Air（第4世代）・ホームルーター回線（モバイル通信）という条件で、3つのVPNをテストした結果です。

VPNサービス	接続先	PING (ms)	下り速度 DL (Mbps)	上り速度 UL (Mbps)
なし（VPN未使用）	–	41	32.01	4.72
スイカVPN	イギリス	227	5.82	5.41
スイカVPN	日本	67	8.66	4.73
MillenVPN	イギリス	204	6.74	5.88
MillenVPN	大阪	67	8.66	4.73
MillenVPN	東京	74	23.43	5.31
NordVPN	イギリス	208	13.22	5.43
NordVPN	大阪	56	19.92	5.20
NordVPN	東京	70	27.28	5.35

※使用環境：iPad Air（第4世代）・iOS 18.5・home5G（モバイル回線）を使用。固定回線と比較して回線速度は控えめです。
※スピードテストの結果は、時間帯や回線状況・接続サーバーの混雑状況などにより大きく変動します。

「※PING値や通信速度は、接続先の国や地域、利用時間帯により変動します。スイカVPNのアプリでは接続先がイギリスのみ選択できましたが、他のVPNでは日本・アジアなども選べるため、よりPINGが低い＝応答が速い国を選べる点もポイントになります。」

※「自分の環境でも使えるか不安…」という方は、30日間返金保証などがあるVPNを試してみるのもおすすめです。

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PING（ピン、レイテンシとも呼ばれます）は「応答速度（遅延時間）」を示す指標

ゲームでよくPINGの話が出てきますが、それ以外の用途でもPINGは影響があります。

1. オンラインゲーム

オンラインゲームでは、PINGが高いと「ラグ（操作の遅延）」が発生します。FPSや格闘ゲームなど、リアルタイムでの反応が重要なゲームでは特に影響が大きいので気にする人も多いです。

2. ビデオ会議・音声通話（Zoom / Google Meet / Teamsなど）

PINGが高いと、会話のタイムラグや音声のズレが生じやすくなります。画面共有なども反応が遅くなり、会議がスムーズに進まない原因になりますのでPINGは低い値のほうが良いです。

3. リモートデスクトップやリモート操作

在宅勤務などリモートで操作する場合、遅延があるとマウスやキーボード操作がもたつくようになります。PINGが低い＝ほぼリアルタイムの操作が可能なので、低いほうがストレスなく作業できます。

4. WebブラウジングやSNSのレスポンス

通常のWebページ閲覧ではあまり気になりませんが、最近使うことが多くなってきているリアルタイム性が高い操作（チャット・通知・自動更新など）では違和感を感じることがあります。例えばSNSの投稿がワンテンポ遅れる、ライブ通知の反応が悪いなどがあげられます。

私自身、以前の仕事でチャットで問い合わせをしていた時にラグがあってイライラとしたことが何度もあります。端末やシステムの問題かと思っていたのですが、こんな可能性もあったようです。

VPN接続時のレスポンス

VPN経由でサーバーとやり取りする際にも、PINGが高いと接続のタイムラグが大きくなります。特に海外サーバーに接続する場合には、PINGが200msを超えると操作や通信の反応が「重い」と感じるケースが増えてきます。

PING値（ms）	影響の目安
～50ms	快適・ほぼリアルタイム
50～100ms	十分実用的
100～200ms	やや遅延を感じる（用途によっては気になる）
200ms以上	通話やゲームでは厳しい、操作ラグあり

VPN接続先の「国・地域選び」はPING値に大きく影響します

VPNは、接続する国や都市によってPING（応答速度）や通信速度が大きく変わるため、次のようなポイントが選び方のコツになります

ポイント	内容
物理的に近い国を選ぶ	日本からの接続なら、韓国・台湾・シンガポールなどはPINGが低く、安定しやすい傾向があります。イギリスやアメリカは距離があるためPINGが高くなりがちです。
アプリに選べる国が多いか	VPNによっては選択できる国が限られているため、自由に国・都市を選べるかどうかも使いやすさのカギになります。（例：スイカVPNは固定接続先が限られている）
サーバーが混雑していないか	同じ国でも、VPNの利用者が多いと速度やPINGが不安定になることがあります。特に夜間や週末などは注意が必要です。
VPNの最適化機能があるか	NordVPNやMillenVPNなどは「最速のサーバーに自動接続する機能」があり、PINGの低い拠点に自動で繋がります。

プランや料金の納得感

各VPNの料金はそれぞれ次の通りです。

サービス名	MillenVPN	スイカVPN	NordVPN ※ベーシックプランの場合
2年プラン	396円/月（合計9,504円）	878円/月（合計21,094円）	484円/月～（合計11,616円～）
1年プラン	594円/月（合計7,128円）	938円/月（合計11,258円）	715円/月～（合計8,580円～）
6ヶ月プラン	–	988円/月（合計5,932円）	–
3ヶ月プラン	–	1,048円/月（合計3,144円）	–
1ヶ月プラン	（30日プラン）1,738円	1,097円	1,690円～
15日プラン	1,078円	–	–
7日プラン	638円	–	–

サービス名	MillenVPN	スイカVPN	NordVPN
固定IPの有無	有（別途契約必要）	有（契約に付帯）	有（別途契約必要）
同時接続台数	制限なし	3台	10台（同じサーバーに接続する場合、異なるVPNプロトコルを選択する必要あり）
サーバー数、対応国	2000台以上のVPNサーバー/選べる国一覧（MillenVPN公式HP）	世界51都市のサーバー	118か国、7,800台以上のサーバー
専用アプリの有無	有（Windows,macOS,AndroidOS,iOS）	有 （Windows,macOS,AndroidOS,iOS）	有 （Windows ,MacOS,Linux,Android,iOS）

生活スタイル別に選ぶならコレ！

VPNを選ぶとき、「何に使うか」「どんな頻度で使うか」が大きなポイントになります。ここでは、実際に使って感じた“生活スタイル別”のおすすめVPNをご紹介します。

映画・アニメ好きならMillenVPN

――NetflixやAmazon PrimeなどのVOD視聴に強い！

「海外のNetflixを日本からから見たい」「海外に滞在中だけどPrime Videoで日本限定作品を観たい」——そんな動画視聴が目的の方には、MillenVPNがぴったりです。

おすすめポイント

• 日本のVODも海外のVODも両方対応していてサーバーが安定的に使える
• 固定IP（オプション）を使えばアクセスブロックにも強い
• 日本企業の運営で、困ったときのサポートも安心

実際にNetflixでジブリアニメや邦画を再生してみましたが、途中で止まることもなく、映像も高画質のままでスムーズに再生できました。アプリも日本語対応なので迷わず設定できるのも嬉しいポイントです。

海外ゲーム・長時間利用ならNordVPN

――スピード・安定性・同時接続にすぐれた高性能VPN！
ゲームのラグや接続切れが気になる人、長時間の使用が前提の人には、NordVPNがおすすめです。

おすすめポイント

• 接続先サーバーが世界110か国以上と豊富
• 2年以上の長期契約で月400円台とお得
• 同時に10台まで接続可能なので、スマホ・PC・ゲーム機で同時に使える

長時間使用しても安定して使えるので、途中で接続しなおすこともなく使えました。

定期的に使うだけ／IP固定が必要ならスイカVPN

――シンプルUIと安定接続で、“必要なときだけ使いたい”人に最適！

「毎日は使わないけど、固定IPで特定のサービスにアクセスしたい」「設定が難しいのはイヤ」という人には、スイカVPNが合っています。

おすすめポイント

• 固定IPが標準で利用でき、IP制限のある社内システムにも対応
• 月単位で契約できるので、出張・一時帰国など短期利用に◎
• スマホアプリの操作がシンプルで、VPN初心者にもわかりやすい

アプリはとても直感的で、VPNに詳しくなくても簡単に接続・切断ができます。日本サーバーへの接続は安定しているのでリモートワークなどにぴったりです。

結局どれが一番おすすめ？私の選び方

それぞれのVPNを実際に使ってみて、私は用途に合わせて複数使い分けるスタイルに落ち着きました。以下に、私自身の使い方をご紹介します。

私はVOD中心なのでMillenVPNを継続利用中

NetflixやAmazon Primeなど、海外の動画配信サービスを日本から視聴したい私にとって、MillenVPNはなくてはならない存在です。
海外のIPアドレスに安定して接続できるので、視聴中に止まることもなく、画質も常に安定。日本企業の運営なので、何かあったときのサポートも安心感があります。

特にジブリアニメや海外のドラマを日本から視聴したい方には、本当におすすめです！

サブとしてNordVPNは旅行時にも活用

速度と接続安定性を重視するなら、やっぱりNordVPNが最強だと感じました。
接続先がとても多く、海外旅行中に公共Wi-Fiを使うときや、ホテルで長時間VPNを使いたいときにはとても重宝しそう。
スピードテストでも最も良好な結果を出してくれたので、今後は長時間作業やダウンロード用途ではこちらをメインに使う予定です。

スイカVPNはPC固定IPが必要な作業用に

特定のシステムにアクセスするために固定IPが必要なPC作業では、スイカVPNを利用しています。
接続が安定している上に、アプリもシンプルで使いやすいので、必要なときだけさっと使える手軽さが魅力です。
また、月単位で契約できる点も、使う期間が決まっている人にはありがたいポイントだと思います。

気になったら今すぐチェック！公式サイトはこちらから
それぞれのVPNに特徴があるので、まずは自分に合ったサービスを見てみるのが一番の近道です。

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